借金の返済を延滞したら
借金の返済を延滞した場合、一般的に期限の利益を喪失し、残債務を全額直ちに支払う必要が生じます。
期限の利益とは、たとえば、数年間にわたり、毎月分割弁済するという約定をした場合、その期間での弁済を保証されるものです。
通常は、収入計画に合わせ、長期間少しずつ返済する形をとるケースが多いのですが、期限の利益が喪失されますと、ほとんどの場合、返済は困難で、担保を提供している場合は、競売にかけられることなります。
競売により、借金を返済できればまだ救われますが、それでも借金を返済しきれない場合は、残債を返済し続けることになります。
また、保証人を立てている場合は、保証人が債務者に代わり返済せざるを得ないことになり、多大な迷惑をかけることになります。なお、債務者にせよ、保証人にせよ、債務が弁済できない場合は、債務免除のため自己破産を申し立てざるを得ないことになります。
借金の返済を延滞すると、このように資産を失い、人間関係にもひびが入ることになりますので、返済計画は慎重に立てる必要があります。
借金の相談は一日でも早くしよう
お金のことになると、相談することをためらう人も少なくありません。特に借金となれば一人で解決しようとして失敗してしまい、状況が悪くなる可能性が高いです。
借金のことならば、弁護士に相談することで解決の糸口が見えることが多いです。当然のことですが、借金問題に詳しい弁護士に相談しなければいけません。
相談するだけならば、無料というところも増えていますので遠慮せずに利用することが重要になります。話すという決断が遅れれば遅れるほど、利息が増えていきますので精神的な負担が大きくなります。
借金の額が大きすぎる場合、財産をすべて失って解決する手段しかなくなってしまいますが早い段階で話していれば、他の方法で解決することも可能です。プライバシーはきちんと守られているので、細かいところまできちんと話すことと必要な書類などはすべて見せることが大切です。
金額の確認をしなければいけませんし、あとから話が違うことになれば困った事態になる可能性があります。正確に伝えることを忘れてはいけません。
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最終更新日:2024/6/18
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